こんにちは。
先日、他職種の社長とお話をしていて、
カウンセリングに縁のない人たちは
心理カウンセリングを受けることに対して、
様々な勘違いされている事を
改めて思い知りました。
今回はよくあるカウンセリングに関する3つの誤解について書いていきますね
誤解その1 カウンセリングを受ける人=病んでいる人のみ
精神科病院や心療内科でカウンセリングが必要な人はいらっしゃいますが、
健康な人にも、カウンセリングは必要とされます。
健康な人でも気持ちの上で落ち込むことや、悩み事ありますよね。
それを話しすることで、気持ちを落ち着けたり、
困りごとを解決できる力をつけていくために
カウンセリングに通うのです。
カウンセリングに通う1つのきっかけとして、
違う場所や期間でも
似たような失敗、同じような悩みが繰り返し出てくる場合が挙げられます。
考え方や行動に何か良くないパターンがあるのかもしれない
と思ったら、カウンセリングに通ってみましょう。
自分の人生を、よりよく生きるために
カウンセリングを利用するのです。
また、カウンセラー候補生が訓練の一環として
教育分析を受けることが必須である学派もあります。
私も学生時代から数年間教育分析受けていました。
そうすることで、
自分の信条・価値観・話の理解の仕方(フレーム)から自由になって、
クライアントさんの話をそのまま聞くことができるようになり、
深い理解につながるのです。
逆に、病んでいるのに自分は大丈夫だ、誰の助けもいらないと言って
かかっているのが様々な依存症です。
依存症には、アルコール、薬物、ギャンブル、性、買い物、占いなどの依存症があります。
また、気持ちを話して解決していくのではなく、
暴力を振るうことや
ハラスメントなど
他者を支配することで
問題を無視・軽視する、他者に問題に気づかせないようにするような
人間関係や組織の悪循環を作っていく人もいます。
誤解その2 カウンセラーが何かを治してくれる
カウンセリングとは、来談者さんとカウンセラーの
協働作業です。
カウンセリングの時間の使い方として
なんでもいいから、とにかく話を聞いてほしい、気持ちを落ち着けたい、
というものはありますが、
今回はなんのために、この時間を使いたいか、という目的意識を大事にして、
カウンセラーと共有してほしいです。
習い事、みたいな感覚ですね。
自分の人生をどうしていきたいか、
自分と他者を大切にしていくには、
自分の心と体とどう付き合っていくかを
カウンセリングの時間以外にも考えてくださると良いと思います。
カウンセリングでお伝えしたリラクゼーションの方法を練習するというのも、
日常にカウンセリングを活かすために必要なことだと思います。
漠然と何かを期待していても、その何かがわからないと、
カウンセリングで何をやっているんだろうと感じますし、
期待外れでがっかりする、ということもあります。
クライアントさんの変わりたい、現状をなんとかして変えたい、ということを応援していきたいです。
誤解その3 カウンセリングは、1回〜数回で終わる。
1回でクライアントさんの全てがわかるわけではありません。
よく理解するためには数回かかりますし、
数種類の心理検査を受けていただく場合もあります(推奨)。
その分、カウンセリングに入るまで時間がかかります。
またカウンセリングが本格的に始まっても、
終わりまでどれだけかかるかは人それぞれです。
すぐに解決するものもありますし、
時間が薬、というように、時間が経たないと解決しない場合もあります。
環境を大きく変えなければ、苦しい現状が変わらない、という場合もあります。
カウンセリングのみでは難しい場合も多々ありますので、
その場合は別の専門機関のご紹介もさせていただきます。