カウンセリングって、どんなもの?

カウンセリングと聞くと、「右肩上がりにどんどん良くなっていくもの」と思われる方も多いかもしれません。でも、私の考えるカウンセリングは、もう少しゆるやかで、螺旋を描くようなものです。

気持ちが前に進んだかと思えば、また後戻りするように感じることもあるでしょう。同じ話題が何度も出てくることもあります。でも、それは決して「変われていない」ということではなく、むしろ大切なプロセス。何度も繰り返す中で、少しずつ視点が変わり、気持ちが整理され、深い理解へとつながっていくのです。

カウンセラーとの対話を重ねながら、自分自身のことをより深く知り、時には迷いながらも、少しずつ前に進んでいく——そんな道のりを一緒に歩んでいくのがカウンセリングなのだと思っています。

カウンセリングの期間とペース

カウンセリングの期間は人それぞれです。数回で終わることもあれば、数年単位で続ける方もいます。「性格を変えたい」「より良い人生を歩みたい」と思う場合は、週に1回以上のペースでじっくりと取り組むことが理想的です。

もちろん、のんびりと自分のペースで進めたい方や、経済的な負担を考慮する方もいらっしゃるでしょう。その場合は、2週間に1回のペースでも継続することが大切です。ただ、月に1回のペースでは、カウンセリングの効果を実感しにくく、単なる「報告の場」になってしまうことが多いため、最初のうちはもう少し頻度を高めることをおすすめします。

はじめのうちは定期的に受けて、状況が落ち着いてきたら月に1回程度にペースを落としていく。そんな風に、状況に応じて柔軟にカウンセリングを活用していただけたらと思います。

また、カウンセリングの長さについても、あらかじめ知っておくと安心できるかもしれません。短期間で目に見える変化を期待するよりも、じっくりと向き合うことを大切にすることで、より深い気づきや変化が生まれやすくなります。特に、長年抱えてきた悩みや思考のクセを変えていくには、それなりの時間がかかることが多いものです。

焦らず、自分のペースで一歩ずつ進んでいきましょう。

お子さんの成長を見守るカウンセリング

お子さんの発達について、今は特に困りごとがなくても、「心の成長を見守るため」にカウンセリングを利用するのも一つの方法です。月に1回程度、ゆっくりと話をすることで、お子さんの成長の変化を把握しやすくなります。

特に発達障害や発達に偏りのあるお子さんの場合、成長するにつれて「できること」が増える一方で、「新たな困りごと」も出てくるものです。そんな時に、園や学校とは関係なく、いつでも気軽に相談できる存在がいると、親御さんの心の負担も軽くなるのではないでしょうか。

親御さん自身の不安や悩みも、カウンセリングの中で話していただいて大丈夫です。お子さんの成長に伴い、親としての戸惑いや迷いを感じることは誰にでもあります。「この対応でいいのかな?」「他の子と比べてしまって不安……」そんな気持ちを一人で抱え込まず、気軽にお話ししてください。

また、お子さん自身がカウンセリングを受ける場合も、決して「問題があるから」という理由だけではありません。心の成長をサポートするために、安心して自分の気持ちを話せる場所があることは、とても大切なことです。

カウンセリングは、よりよく生きるためのサポート

カウンセリングは、「困った時にだけ受けるもの」ではなく、「心を整えながら、自分らしい人生を歩んでいくためのもの」です。

日々の生活の中で、ストレスやプレッシャーを感じることは誰にでもあります。でも、その気持ちを抱えたまま頑張り続けるのは、とても大変なことです。時には立ち止まり、自分の心と向き合う時間を持つことで、新しい視点や気づきを得ることができます。

また、カウンセリングは「答えをもらう場」ではなく、「自分の中にある答えに気づく場」です。カウンセラーが一方的にアドバイスをするのではなく、一緒に考えながら、自分にとって本当に大切なことを見つけていく——そんなプロセスを大切にしています。

どんな小さなことでも大丈夫です。「こんなことで相談してもいいのかな?」と迷った時ほど、一度話してみることで、気持ちが軽くなることもあります。

心の中にあるモヤモヤを、少しずつ整理していくお手伝いができれば嬉しいです。どうぞ、気軽にご相談くださいね。