子どもが成長するにつれて学業も大切ですが、それよりも私がぜひに、とおすすめしているのは、日々の生活をスムーズに送るための動作を身につけることです。特に小学生から18歳までの間に、自立した生活習慣を育むことは、将来の自己管理能力にもつながります。しかし、親としては手をかける場面も多く、大変に感じることもあるかもしれません。でも、子どもたちが自分の力で生活をしていく力の獲得は、いつか大人になるための大切なステップです。一緒に少しずつ成長していきましょう。

1. 身支度を整える

制服や洋服の着脱を自分で行うネクタイやリボンを自分で結ぶ靴紐を結ぶ練習をする

これらの動作は、朝の準備をスムーズにするだけでなく、自分の身なりを整える力につながります。初めは時間がかかるかもしれませんが、繰り返し練習することで自然と身につきます。特に年齢が低いうちは親が手伝うことも多いですが、できるだけお手本を見せて、自分で練習するようにもっていきましょう。完璧にできなくても、「ここまでできたね」を繰り返していくうちに子どももやる気をだして上達していきます。「できた!」という成功体験を増やすことで、子どもは少しずつ自信をつけていきます。

2. 学校までの移動に慣れる

学校までの道を覚える交通ルールを守って歩く電車やバスなどの公共交通機関を使いこなす

成長するにつれて、一人で移動する機会も増えてきます。特に中学生・高校生になれば、公共交通機関を利用することも多くなるため、小学生のうちから少しずつ練習をしておくと安心です。初めは親と一緒に歩いたり、実際にバスや電車を使って練習したりすること、また、乗り遅れたらどうしたらよいか子どもとはなしあっておくことが安心につながります。楽しく練習を積むことで、自信を持って移動できるようになります。

3. 忘れ物を防ぐ習慣をつける

持ち物リストを作り、自分でチェックする翌日の準備を前日に済ませる必要なものを整理整頓する

忘れ物を減らすためには、持ち物の管理を習慣化することが重要です。特に小学生のうちは、親が「持った?」と確認することも多いですが、最終的には子ども自身が自分の責任で準備できるようになることを目標にしましょう。朝慌てないためにも、夜のうちに翌日の準備を終わらせる習慣をつけることが大切です。

4. 自分の持ち物を管理する

着替えが必要なときは、自分で畳んで袋に入れる学校や習い事の机の上やロッカーを整理整頓する自分の荷物を決まった場所に置く習慣をつける

物を適切に管理する力は、整理整頓の習慣にもつながります。身の回りが整っていると、気持ちも落ち着き、勉強や生活全般に良い影響を与えます。はじめは親が一緒にやりながら、「こうするときれいになるね」と声をかけると、子どもも意識しやすくなります。

5. 食事のマナーを身につける

箸やフォークを正しく持つ食べこぼしを減らす食事の後の片付けをする

食事のマナーは、家だけでなく学校や外食先でも役立ちます。小さいころから意識して練習することで、自然と身につきます。特に「食べたらお皿を片付ける」「こぼさずに食べる」などの基本的な習慣は、大人になっても役立ちます。

6. お金の管理をする

お小遣いを計画的に使う買い物の経験を積む公共料金や電子マネーの仕組みを知る

高校生になると、アルバイトを始めたり、自分で買い物をする機会も増えてきます。その前に、小学生のうちから「お金は有限である」ということを理解させることが大切です。お小遣いの使い方を考えたり、一緒に買い物をしながらお金の価値を学ぶことで、計画的な使い方が身につきます。

まとめ

生活動作の習得は、学習と同じくらい大切です。自分のことを自分でできるようになることで、子どもは自信を持ち、自己管理能力も育まれます。とはいえ、すぐに完璧にできるわけではなく、親が手をかける場面も多いでしょう。「また忘れ物をした」「なかなか身支度が進まない」とイライラしてしまうこともあるかもしれません。でも、できることが一つ増えるたびに、子どもは確実に成長しています。

親子で一緒に取り組むことで、子どもは「自分もできる!」という自信を持つことができます。成長の過程で手がかかることもありますが、将来の自立に向けた大切なステップです。焦らず、少しずつできることを増やしていきましょう!