- 同じ文具を何度も買ってしまう人
- 収納の「定位置」がなかなか決められない人
- 片付けたいのに気が重い人
- なんとなく散らかった部屋にモヤモヤしている人

「あれ?これ何個目?」〜片付けられない私の文具発掘記〜
5月。新緑がまぶしく、気持ちを切り替えるにはぴったりの季節。
私も例にもれず、「ちょっと部屋を整えよう」と思い立ち、ゆるやかに片付けを進めています。仕事の合間に少しずつ、引き出しを開けては中身を確認し、棚の奥に眠るものを引っ張り出し……。
すると、出てくる出てくる。忘れていた文房具の山。
「仕事で使うから」と買った可愛いノート
「あ、このノート可愛い。仕事の打ち合わせ用に1冊あるといいな」
そんなふうに思って買ったノート。1冊や2冊では済まず、少しずつ買い足した結果、気がつけば未使用のノートが6冊も。デザインは違えど、すべて「お気に入り」であることがまた厄介。使いきっていないのに、また次の“お気に入り”が現れると買ってしまう。完全に「ノート沼」です。
シャーペンの芯と消しゴムの迷子事件
もっと驚いたのは、シャーペンの芯と消しゴム。
「あれ、どこ行った?」と記憶を辿っても出てこず、「仕方ない、いくつか買っておこう」と買い足す。そうしているうちに、別の引き出しやポーチの中から次々と現れる芯ケースと消しゴム。あるあるですよね、これ…。
ある日は、レターセットの箱から芯が、
またある日は、カバンの内ポケットから消しゴムが。
どれも「しまったはず」なんです。でも「どこにしまったか」が分からない。
結果として、部屋のあちこちが“文具の宝探し会場”と化していました。
「定位置」って、やっぱり大事
そんな風に、何度も同じものを買っては、「あ、前にも買ってたわ」となる私。
片付けの基本中の基本、「定位置を決めること」ができていないんです。
本来なら、ペン類はこの箱、ノートはこの引き出し、と場所を決めておけば迷子にはならないはず。でも私はそれが苦手。
使ったものを「とりあえず」置いてしまい、次に使うときにはどこに行ったかわからず、「また買おう」となってしまう。買って、使わず、またしまい込み、発掘されて自己嫌悪……。この負のループ、経験ある方も多いのではないでしょうか?
しばらく文具は買わなくても生きていける
今回、部屋のあちこちから現れた文房具たちを一カ所に集めてみたんです。すると、ペン立てに入りきらない数のボールペン、芯ケースが5個以上、消しゴムは新品のまま袋に入っているものが3つ。ノートは前述の通り6冊。
もはや、「文具店の小型コーナーが我が家にあるのでは?」と錯覚するほど。
これで、「あ、ない」と思っても、まずは家の中に“ありそう”と思えるようになりました。つまり、しばらくは絶対に文具を買わなくても困らない。
「片付けられない」は恥じゃない。まずは気づきから
片付けが得意な人にとっては、「そんなに難しいこと?」と思われるかもしれません。でも、「使ったら戻す」「決まった場所にしまう」という行動が、なぜかできない人は多いのです。特に忙しい日々を送っていると、「とりあえずここに置いておこう」が積もり積もって、モノの迷子が発生します。
私も以前は、「片付けられない=だらしない」と自己嫌悪に陥っていました。でも今は少し違います。
気づけただけでも、一歩前進。
そして、笑えるエピソードとして昇華できれば、きっと心も軽くなります。
まとめ:片付けは「完璧」じゃなくていい
今回の片付けで学んだこと。それは、「使うものの定位置を決めるだけで、ずいぶんと暮らしが楽になる」ということ。
そしてもう一つ。「ああ、私って本当にモノをためこむタイプなんだなぁ」と、やっと自分のクセに気づけたこと。
私は完璧にはなれません。これからも、時々は「どこ行ったっけ?」と探すこともあるでしょう。だけど、自分を責める代わりに、「またやってしまった〜」と笑って、少しずつでも整えていけたらいいな、と思います。
さあ、次はキッチンの引き出しに挑もうかな。
……あれ? この計量スプーン、3セットあるけど……?