3rd Place Toyama

「自分らしく生きること」をお手伝いする、富山県富山市にあるカウンセリングルームです。



子育て中の食事の悩み・3つの要因


幼児期の子育て相談内容でトップ3に入るのは

食事に関する悩み です。

特定のものしか食べない、好き嫌い、食わず嫌い、保育園(幼稚園)では食べるが家では食べない、三角食べしない、じっと座って食べない・・・・・・

食事は毎日のことですから、悩みがずっと続いて苦しかったり、イライラしたりしますよね。

子どもの食行動は変えられないかもしれませんが、

この記事が、

毎日続く食事時間を両親が少しでも心軽く過ごせるようなヒントになってほしいと思います。


1、食べることに興味があまりないのかもしれない。

 Aちゃんの事例:夜「ご飯ができたよ。食べよう」と言っても食卓に来てくれません。

         2〜3口食べたとしても、すぐに椅子から降りて部屋の中を歩き回ったり、

         おもちゃで遊んだり、TVやビデオを見たりします。

よく動き回り、行動の切り替えが苦手な子、こだわりがある子に多い相談です。

もしかしたら、食べることに興味が持てず、楽しいことをしていたいのかもしれません。

また、夜ご飯の前に、多めにおやつや飲み物をとっている可能性もあります。

2、意思が強くて、自分の思い通りにしかできないのかもしれない。

 Bちゃんの事例:幼稚園の先生からの相談。Bちゃんに三角食べを何度も何度も教えてもしてくれません。

        園では食事のマナーとして「三角食べ」を教えています。

基本的に楽しく食べることが一番大事なので、しない子には無理にさせないでほしいです。食べることが嫌いになって欲しくないですから。

教えても教えてもしない、と言うのには何か理由があるかもしれません。

・自分で、それをする意味を納得しないとできない。

・口の中でいろんな食感や味が混ざるのが気持ち悪いので1つずつ食べたい。

・人から色々言われるのが好きでない。自分の思い通りにやりたい。

3、感覚過敏があるのかもしれない。

 口の中の感覚が敏感で、特定の味覚や食感が吐いてしまうほど気持ち悪い、

不快だという場合があります。アレルギー検査をしても引っかからないこともあります。

逆に特定のものしか受け付けない、と言い換えても良いかと思います。

Cちゃんの事例:赤ちゃんの頃は母乳とミルク混合で元気に育ちました。

       6か月以降、離乳食が始まってからしばらくはなんでも食べてくれましたが、

       1歳6か月を越えたあたりから、食べるものと、食べないものがはっきり分かれてきました。

       ご飯や麺は食べるけど、緑色の野菜はほとんど食べてくれません。

       味噌汁は飲むけど、トマトベースのスープは飲んでくれません。

       ポテトサラダは食べますが、マヨネーズの味のきついものは食べませんでした。

       お母さんは、毎日Cちゃんが食べてくれるものを実験のように必死に探していました。

       ある日、幼稚園から電話がかかってきました。園の給食でプチトマトを食べたら、

       吐いて大泣きしてそのまま給食が食べられなくなってしまいました。

       口の中で弾けるような感覚が大嫌い。プチトマト、粒のままのとうもろこし、魚卵・・・

       苦手な味覚の他に苦手な食感があることがわかりました。

       とりあえず、お母さんは家ではCちゃんが食べられるものだけを出し、幼稚園の給食で

       少し野菜を食べてくれるだけでも良し、と考えて食事時間を乗り切っていました。

食事の量については、お子さんの体格が成長曲線で標準の中に入っていれば大丈夫です。

身長が伸びない、体重がほとんど増えていかない場合は小児科医師にご相談ください。

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